大好きなアイドルが解散しても次の日仕事してご飯作って食べる。まだふとした瞬間に泣いてしまったりするけれど、三宅さんが泣きたい時は泣いて悲しい気持ちに素直にいて、と言ってくれたしな。本当に優しい人たちだね。

 

解散を知った時、なんで?とは全く思わなかった。誰か1人でも欠けるならV6ではなく、6人が6人でいられなくなるなら解散しかなく、本人達がそう思ってる事が嬉しかった。26年という時間があったからこそとは思うけど、ファンのほとんどは6人全員の事が好きで、同じような気持ちなんじゃないかと思う。だからこそ、もう6人が一緒に歌って踊る姿が見れなくなる事の寂しさだけが募るのだけど。

 

ライブは横アリに1回入って、最終日は配信で観た。解散ライブである事に間違いはないけど、最後に出したアルバムのライブとして構成も演出も本当に綺麗にまとまっていて、いつも通りのV6のライブだった。最後までいつも通りだった。20周年の時に森田剛が言った「今が一番いい」という言葉のそのまま進んでくれて、ここ数年本当に最新のかっこいいを更新し続けてくれた。

 

テレビで観るV6と、ライブで観るV6は多分イメージが違うと思う。バラエティのイメージが強いけど、そのイメージからは想像できないくらいの本当にかっこいいダンスと歌で魅せてくれる。くだらない事で仲良く楽しそうに笑って、言葉や表情でファンの事を大事にしてくれていることが伝わる。優しさに溢れた人達。こればっかりはエゴだと思われてもしょうがないし、外から見たらそんな風には思われないのかもしれないけど、応援していて「ファンの想いがちゃんと伝わってる」と思う瞬間が何度もあった。それは6人が気持ちを受け取る努力と伝える努力をしてくれたからだと思ってる。普通の人間関係でさえ、想いが強ければ強い程気持ちが通じ合うなんて難しい事なはずなのに、アイドルとファンの関係性でちゃんと気持ちを通せてくれたことを本当に感謝しているし尊敬している。アイドルを応援していてこんなに幸せな事はない。解散が発表されてからの色んな活動の場面でも、最後のライブでも、歌と言葉で全て伝えてくれた。どれだけファンの事を考えてくれたんだろうと思う。もっと自分達の事を考えてくれていいんだよと思う程に、たくさん気持ちを返してくれた。最後のライブを、きっと寂しいのに涙を堪えて最後まで走り抜けてくれた。SNSで誰が言ったのか分からないけど、「解散じゃなくて完成」という言葉がとてもしっくりくる。解散の発表が出た後三宅さんがラジオで言った「ジャニーさんが作ってくれたものを1番綺麗な形で大切な箱にしまえるのかもしれない」という言葉の通りになったと思う。26年間1人も欠けず続けてくれて、ファンにも事務所のタレントにもスタッフにも愛されて終える事ができて、本当に素敵なグループ。

 

ライブが終わった後は本当にずっとベソベソしてたけど、三宅さんの個人ラジオの生放送に乱入してきたイノッチが「死ぬわけじゃないんだからさ〜〜〜!」ってしんみりしたムードを一蹴した事にとても救われました。多分酔ってたんだろうけどそれでも嬉しかったし笑った。本当にその通りで、死ぬ訳じゃないんだから、幸せだったこれまでの思い出を大事にしてこれからも応援していきたいなあと思う。

 

私は綺麗な言葉を跳ね除けてしまう事が多いけど、V6が歌う曲はいつも素直に受け取れた。たくさん励まされた。好きだから素直に聴けるのかもしれないけれど、アイドルの力とか存在ってそういうものなんだと思う。そしてアイドルのコンサート特有のキラキラした多幸感溢れる瞬間が大好きです。最後アンコールで「95 groove」を歌って終わったのが本当によかった。みんなで楽しそうにステップを踏んで明るく歌ってくれたあの時間は何にも代えられないし、目を閉じればすぐにあの光景を思い出せる。そして会場でこの目で見た、ファンに向けてくれた本当に優しい6人の表情を一生忘れないです。好きになって本当によかった!これからもずっと特別で大好きです。ありがとうございました。